2009年2月7日土曜日

プライスレス

深夜眠れずに俺は愛車で海を目指したんだ。
心地良い潮風を浴びに・・・
しかしそれがのちに大変な事になろうとは思いもしなかった・・・

俺は波止場の先端で煙草をふかし暗い海を眺めていた
それはある種恐怖すら感じるほどの静寂だった

誰もいないはずのテトラポットからなにやら声がする
俺は覗いてみたんだ

すると以前俺が倒した親父がテトラから覗いている

俺は恐怖に震え もっていた缶コーヒーをテトラから覗いている親父にぶちまけた

親父は声にならない声を発し 暗い海へと帰っていた

そうお金で買えない価値 プライスレス
白湯 美肌
パワーストーン 浄化
アーユルヴェーダ 体質
ヘルシー お菓子

2008年8月17日日曜日

ミカエル登場

お、おやじ・・・
目の前にたつ老人こそ 俺が幼少の頃別れた親父だった。
何故親父がこんな雲の上にいるのか俺には到底理解できなかったが 次の親父の一言できづいた

「私はミカエルじゃ お主の落とした 握り飯はこの金の握り飯か?それとも銀の握り飯か?」

い・いかれとる ほんまもんに いかれとる!
俺は体の震えを止めるのに必死だった。
一目だけでも合いたいと願っていた実の父親との再会がこのような形で実現するとは夢にも思わなかった。

「変身!」

俺は変身ベルトを取り出した。

「親父・・・次に生まれてくるときには、人間に生まれてくるんだよ!俺のひっさつわぁざぁぁぁ!
パアアァァァァト フォォオ!」

必殺技で親父は消えた。辺りには静寂が流れている
ついでにコブクロの曲も流れている

親父のいた場所に金と銀の握り飯が落ちていた。「親父・・・」
俺はそれを丁寧に握り締めると地上に降りていって ソッコー換金して 夜の風俗街で豪遊しましたとさ

続く

2008年8月12日火曜日

天空の城

俺は天高くとどく その雲の中にいったい何が隠されているのか胸躍らせ登って行った。
途中腹ごしらえの為に 先ほどコンビニで拾ったおにぎりをほうばる
”やばい”本能的にそう感じた俺だったが、昔っから親に口に含んだものは吐き出すな!との言いつけを
まもり 無理やり飲みこんだ。

中途半端な腹ごしらえだったが、そのまま俺は天空に突き進む
途中 とんびにつつかれながらもようやく到着した。

俺はどんな素晴らしいところなんだろうとあたりを見回したその瞬間
衝撃の事実が俺を襲う

つづく

2008年8月10日日曜日

豆の木

僕はその7色の光を放つ石を手に取り祈りを捧げた
捧げたと言うより 何かが僕にそうさせたんだ。

呪文を唱えないとと思っているのだが とりあえず「ベホイミ」と唱えてみた

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

地を響き渡る轟音が駆け巡る

小さな葉っぱが天高く伸び出したんだ。

そしてその先端は一つの雲に届いている。
僕はその葉っぱに登ろうと思うまで 時間はかからなかった。

その雲に届くまでの時間がわからないので、途中で腹が減っては困るから
コンビニの裏に捨ててある賞味期限切れの弁当を拾って登り始めたんだ。
水漏れ工事
社会福祉士 通信教育栄養士 通信教育


続く

2008年8月1日金曜日

7色の石

薄暗い闇の中、ゆらめく煙草の煙
お前の髪が俺のほおに当たる。

くすぐったいじゃないか・・・
俺はそう呟くと彼女を抱きしめた。

ピギャァアァッァァァッァ!
養豚場から聞こえてくるような叫び声があたりに響く

なんだなんだ。
電気をつけた俺の目に飛び込んできたもの

タオルケットにくるまりガタガタ震えながら、怯えた目でこちらを見ている先生だった。

もう先生ったら何で俺のベッドにいるんだよ~

と言ってみたものの いつもの見慣れた光景とは違う。
俺が知らない熟女のDVDも置いてあるし ここはどこ?

あぁぁぁぁぁあ 俺は昨日の事を急激に思い出していた。

昨夜俺は友人3人と夜の飲み屋街へとくりだしたんだ。
そんな中 片言の日本語で「シャッチョサン 良い子イルヨ 遊んでかなィ?」と声をかけられ
入ったらトンデモナイ森3中の中の人かと思えるくらい体格の良い外国人ばかりが俺につく

俺はそこで記憶をなくしたんだ。

俺は何をしていたんだろうか?
そう思っていると右のポケットに何か入っているのに気づいた。

取り出してみると 7色に輝く不思議な石だった。

続く

2008年7月25日金曜日

先生とバーベキュウ

僕のミゼットは息を切らしながら走った。普段よく出ても40kmなのだが、
今日は怖い彼女が乗っているんで、いつも以上に気合が入っている。
「おらおらおらおら」
彼女の機嫌は相変わらず良くない

そんなこんなで何とか先生の家に着きました。
「こらぁ!貴様らはなにものじゃぁ!!!」

先生はいつもと違い 明らかに憑依されていた。

僕はこんなときもあるかもと思い 車の中に十字架を入れていた

先生にニンニクと十字架をかざすと「ぎゃぁぁぁぁぁっっ」との悲鳴にいつしか
倒れていた。
頭に特大のたんこぶを作って
面白い話 夢占い 水漏れ修理 セルマトリックス 

2008年7月19日土曜日

先生の家でのパーティー

今日は先生の家でパーティーをすると言うことになり
出会い系で知り合った 望(のぞみ)と一緒に先生のうちに向かった。
途中、何か持っていかないといけないだろうと思い
近所のスーパーに立ち寄る
そこで悲劇はおとづれた。

望はすぐに刺身が食いたいと言い出し、鮮魚コーナーで鯛の刺身を購入した。
今は真夏、車内に戻ると蒸し風呂状態だった。

望の刺身は あれよあれよと言う間に蒸発しドライ魚になった。
英語でいえばかっこいいが実際は煮干しだ。

彼女はしかたなく くちゃくちゃと煮干しを噛みしめながら「早く先生のうちにいかんかい どあほ~!」
と怒り心頭だ
俺のミゼットは急発進した。


つづく

2008年6月3日火曜日

潮干狩り

今日は先生と彼女と三人で潮干狩りに出かけた
先生は子供に戻ったような表情で「キャッ キャッ」とはしゃいでいる

先生も人の子 よほど楽しいのだろう 思う存分に楽しむがよい

しかしそこで事態は急変した。
なんと先生は取れたてのアサリを生でかじりだしたのである!

それも奇妙な鳴き声とともに

先生「びぎゃぁぁぁぁ びぎゃぁぁぁぁ」
とうとう現れたな イマジン

変身!
僕はまた仮面ライダーに変身した。

俺「最初に言っておく 俺はかなり強い!」
言ったそばからライダーキック
確実に先生の急所に当たり先生は苦悶の表情!
先生「ギギギギ・・・」
はだしのゲンみたく 歯ぎしりの音なのかわからないが苦痛の声をあげる

彼女「やめて~ 私の為に喧嘩はしないで~」
よくわからないが彼女が止めに入った。

先生「ばっきゃろ~!俺はしにましぇーん!いち にい しゃ~ん」
あきらかにイマジンと化した先生は近くにあった昆布で彼女を人質に取る

先生「ふふふ この女の命が欲しいなら 土下座しな!しないならどうなるかな ひ~ひっふ~」

俺はどうするか迷った。
ここで土下座をすれば サザエさんに間に合わない
しかし彼女を見捨てるとなると昨日貸した稲中の漫画が帰ってこない可能性が高い

俺は潔く彼女とともに先生をライダーパンツで倒した。

今日も平和がこの町に訪れた
ありがとうライダー また会う日まで!

2008年4月23日水曜日

最近暑いですね 
冬も終わろうとしている春先に先生がつぶやいた・・・

前回の騒動以来 先生があきらかに様子がおかしい。
なんだか変な日本語みたいだが 先生の様子が明らかにおかしいではなく
先生があきらかに様子がおかしいのだ。

地球が生まれたのは僕もしらない明治以前の話だと聞いている。
がしかし、ぼくらは騙されているのではないだろか?

考察・・・

かりに君が宇宙からの侵略者だとしたのなら僕はグレーテルになろう
きっと未来のどこかで僕らは出会うはずなのだ

そう世界中の誰より きっと・・・

2008年4月3日木曜日

外を歩くと小春日和
隣のお宅のサザエさんも笑っている。

先日倒した治療院の先生もあれから更正したらしく 丸坊主となり、
アスファルトにこびり付くガムをへらで削り落としている

「お前ふざけんじゃねぇよ!どこの組のもんやぁぁぁぁ」

あたりに響き渡る怒鳴り声

モモタロス行くよ!

僕は変身ベルトを手に取った。