2008年8月17日日曜日

ミカエル登場

お、おやじ・・・
目の前にたつ老人こそ 俺が幼少の頃別れた親父だった。
何故親父がこんな雲の上にいるのか俺には到底理解できなかったが 次の親父の一言できづいた

「私はミカエルじゃ お主の落とした 握り飯はこの金の握り飯か?それとも銀の握り飯か?」

い・いかれとる ほんまもんに いかれとる!
俺は体の震えを止めるのに必死だった。
一目だけでも合いたいと願っていた実の父親との再会がこのような形で実現するとは夢にも思わなかった。

「変身!」

俺は変身ベルトを取り出した。

「親父・・・次に生まれてくるときには、人間に生まれてくるんだよ!俺のひっさつわぁざぁぁぁ!
パアアァァァァト フォォオ!」

必殺技で親父は消えた。辺りには静寂が流れている
ついでにコブクロの曲も流れている

親父のいた場所に金と銀の握り飯が落ちていた。「親父・・・」
俺はそれを丁寧に握り締めると地上に降りていって ソッコー換金して 夜の風俗街で豪遊しましたとさ

続く

2008年8月12日火曜日

天空の城

俺は天高くとどく その雲の中にいったい何が隠されているのか胸躍らせ登って行った。
途中腹ごしらえの為に 先ほどコンビニで拾ったおにぎりをほうばる
”やばい”本能的にそう感じた俺だったが、昔っから親に口に含んだものは吐き出すな!との言いつけを
まもり 無理やり飲みこんだ。

中途半端な腹ごしらえだったが、そのまま俺は天空に突き進む
途中 とんびにつつかれながらもようやく到着した。

俺はどんな素晴らしいところなんだろうとあたりを見回したその瞬間
衝撃の事実が俺を襲う

つづく

2008年8月10日日曜日

豆の木

僕はその7色の光を放つ石を手に取り祈りを捧げた
捧げたと言うより 何かが僕にそうさせたんだ。

呪文を唱えないとと思っているのだが とりあえず「ベホイミ」と唱えてみた

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

地を響き渡る轟音が駆け巡る

小さな葉っぱが天高く伸び出したんだ。

そしてその先端は一つの雲に届いている。
僕はその葉っぱに登ろうと思うまで 時間はかからなかった。

その雲に届くまでの時間がわからないので、途中で腹が減っては困るから
コンビニの裏に捨ててある賞味期限切れの弁当を拾って登り始めたんだ。
水漏れ工事
社会福祉士 通信教育栄養士 通信教育


続く

2008年8月1日金曜日

7色の石

薄暗い闇の中、ゆらめく煙草の煙
お前の髪が俺のほおに当たる。

くすぐったいじゃないか・・・
俺はそう呟くと彼女を抱きしめた。

ピギャァアァッァァァッァ!
養豚場から聞こえてくるような叫び声があたりに響く

なんだなんだ。
電気をつけた俺の目に飛び込んできたもの

タオルケットにくるまりガタガタ震えながら、怯えた目でこちらを見ている先生だった。

もう先生ったら何で俺のベッドにいるんだよ~

と言ってみたものの いつもの見慣れた光景とは違う。
俺が知らない熟女のDVDも置いてあるし ここはどこ?

あぁぁぁぁぁあ 俺は昨日の事を急激に思い出していた。

昨夜俺は友人3人と夜の飲み屋街へとくりだしたんだ。
そんな中 片言の日本語で「シャッチョサン 良い子イルヨ 遊んでかなィ?」と声をかけられ
入ったらトンデモナイ森3中の中の人かと思えるくらい体格の良い外国人ばかりが俺につく

俺はそこで記憶をなくしたんだ。

俺は何をしていたんだろうか?
そう思っていると右のポケットに何か入っているのに気づいた。

取り出してみると 7色に輝く不思議な石だった。

続く